デートで恥をかかないためにも…イギリスのトイレの流し方のコツ
数日前BBCのニュースで、「初デートで相手の家に行ったらトイレがうまく流れず、証拠隠滅を図ろうと外に投げようとして失敗、窓の間に落ちたそれを取ろうとして挟まり消防隊に助けられる」…という嘘のような報道がありました。笑
”Woman trapped in window trying to retrieve poo after Tinder date (BBC)“
これはイギリスのトイレの流しにくさと、ダブルグレイズウィンドウ(古い建物の古い窓を残している家が多く、エネルギー効率を上げるために10㎝位離れた内側にもう一枚窓を設置している家が多いんです)が重なった悲劇ですね。日本の人にはきっとなぜこんな事が起きたのか意味不明だと思います。笑
それにしてもこのニュースでは色々と選択がおかしくて笑ってしまいましたが、実際他の人の家やお店などでトイレが流れないと焦りますよね。
イギリスのトイレは流すのにコツがいるなぁと常々思っていたので私が行きついた上手な流し方を紹介します。旅行の際など参考にしてくださいね。
(話題が話題なのでちょっとお見苦しい部分もあります、食事中注意。)
日本・アメリカ・イギリスのトイレの流しやすさ比較
とにかく快適な日本
日本ではトイレが流れない…って事はせいぜい5年に1度あるかないか。ましてや詰まるなんて、年長さん位の頃トイレットペーパーを使い過ぎて詰まらせてしまった1度だけです。
古い施設などはまた違うんでしょうが、普通に使っていてトラブルに見舞われる事はごくごくまれですよね。
詰まりを直すラバーカップ(英語ではPlungerと言います)も使った事がありませんでした。
レバーを軽く触ったり、センサーに手をかざしたり、はたまた立ち上がるだけで綺麗さっぱり流れる…日本のトイレはストレスフリー。
とても詰まりやすいアメリカ
大学に通うためシアトルに行った当初、最初のホームステイ先で詰まらせてしまったのが始まりでした。
その時は直し方も分からずパニックになりましたがステイ先のご主人が慣れた様子で「大丈夫だよー!」と直してくださいました。恥ずかしかったし申し訳なかった…。
自分的には普通に使っただけなので何がいけないんだろうと悩みましたが、ペーパーを最小限にしたり気を付けるもやっぱりたまに詰まる。
新築に引っ越しても詰まる。
え、私の大、大きすぎ…? なんて悩んだりしましたが、
学校などの公共施設でも、ずらっと並んだトイレの半数近くが詰まっているなんて事がザラ。
そもそも日本では↑に書いた一度きりです、詰まったの。
「これは私が悪いんじゃない、トイレが悪いんだ…!!」
という結論に至りました。(アメリカの他の地域はまた別かもしれません。)
詰まるもんだと分かってからは、防衛策として「大きい方をしたときはペーパーを使う前にまず一度流す」というのをやっていました。(汚い話ですみません。でも効果ありますよこれ。詰まらなくなりました。)
もちろん全然詰まらないトイレもあるのでアメリカに長期滞在したのに体験しなかった方はラッキー!
「流す」という動作自体は日本と同じで全く普通に行えます。
詰まらないけど流しにくいイギリス
そして私がイギリスに来て感じているのは物理的に流しにくいトイレの多さです。
「結果的に流れない」ではなく「そもそも流せない」場面が良くあります。
水量や形状は問題なく、1年半住んで詰まった事もまだないですし、公共施設で詰まったトイレを見たこともまだありません。
じゃあ何が問題なのか?というとレバーもしくはボタンの固さです。
日本やアメリカの感じで軽くふわっと流そうとしても無駄無駄無駄ァッ!!!
という訳で良く見舞われるトラブルと、流すコツは以下へどうぞ。
イギリスのトイレあるある
レバーがない
ロンドンのとあるパブで、いざ流そうとしたらレバーもボタンも見当たらない…!
ふと見ると天井に備え付けられたタンクから頼りない紐がぷらーん…
試しに引っ張って見ると無事流れました。
うちの家にも壁沿いに垂れ下がる紐の電気スイッチがあるのでもしや…と気付けましたが、パニックになる人も多いのでは…と思いました。
ボタンを押してもちょっと水が落ちて来るだけで流れない
うちの家のトイレはレバー式なんですが、他所で良く見るのはタンクの上にボタンがあるタイプです。
場所的にそれが流すための物だとはすぐ気付けると思うんですが、押しても押しても水がちょびっと便器に追加されるだけで全然流れない…!
要は押し方が足りないだけなんですが、これでパニックになる人を結構見ます。
デパートのトイレなどで列が出来ている場合、恥ずかしそうに「流れないのよごめんなさい」って出てきたり、知らんふりして出てきたりw様々ですが、流れきっていないトイレに当たるケースって多いです。
大じゃなければ「うんうん、流しにくいよねー」
って思いながら気にせず流しますが、きっと当人は恥ずかしいですよね。
水が溜まらずなかなか流せない
一度できちんと流れなかったので二回目流そうとするも時間がかかるパターン。
水量や構造は問題ないケースが多いと上に書きましたが、やっぱり一定数存在するいまいちトイレ。
流しても微妙にペーパーが残ったりする時って結構あるんですよね。
そういう時は後の人の為にもう一度流すんですが、タンクに水が溜まるのが物凄く遅いトイレがたまにあります。
なかなかトイレから出れずやきもき。
うちの家のトイレから学んだ上手な流し方
さぁ、長くなりましたがいよいよ本題です。
うちのトイレが流しにくいので試行錯誤しているうちに一度でしっかり流せるコツを掴んだのでご紹介します。
大事なのは以下の2点です。
最初の勢い
日本のトイレの軽いタッチは忘れましょう。
レバーなりボタンなり、一思いにググっ!と体重をかけてしっかり押します。
しっかり流れるまでホールド
勢い良く押せてもしばらくホールドしないと水が止まってしまいます。
中途半端に流すとまた次タンクに水が溜まるまで待たなくてはいけないので、一度で流し切ってしまいましょう。
勢いよく押し、水が流れ切るまでホールド!
一度コツをつかんでしまえば簡単。大抵のトイレは大丈夫です。
安心してイギリスのトイレライフを楽しんで下さいね。
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