西ロンドンのコーヒーシーンを変えるか?Bayswater期待の星、『TAB x TAB』

 

ロンドンに引っ越した当初から「近所にゆったり出来てコーヒーも美味しいようなコーヒーショップがない!」と散々嘆いてきた私ですが、
先月バスに乗っていたら見覚えのないカフェを発見しました。

なんとなく気になりグーグルマップで調べてみると、美しいラテと店内の写真が。

 

これは…!

今まで西ロンドンには無縁だったヒップスターコーヒーショップ!!

 

7月24日にオープンしたまだ新しいお店らしくレビューは少なかったのですが、「このエリアについにまともなコーヒーショップが!」といった喜びの声が並んでいました。

これは期待大!!と急きょバスを降りて行ってみたのがこのコーヒーショップとの出会いです。

すでに何度か利用してかなり気に入っているので自信満々にご紹介。

 

お店の概要

(下記の情報は2017年9月23日現在です。)

バスの2階から撮ったお店の外観。外に人が居ないと見落としそうなシンプルっぷりです。

営業時間:

  • 月~金: 8時~17時
  • 土日: 9時~17時

収容可能人数:約30人(室内)

外席:あり (4人座りのテーブル6つ程)

Wifi:あり

所在地:Westbourne House, 14-16 Westbourne Grove, London W2 5RH(Googleマップ

最寄り駅:

  • Bayswater (Circle, District) 徒歩約6分
  • Royal Oak (Circle, Hammersmith & City) 徒歩約7分
  • Queensway (Central) 徒歩約8分

15分程かかりますがPaddington駅からも徒歩圏内。

バス停がかなり近いのでバスで行くのもオススメです。(7・23・27・36など)

 

このお店のホームページはこちら
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個人的な感想

雰囲気

お客さんの写真を撮りたくなかったので微妙な一角ですが雰囲気だけ感じ取って下さい。笑

かなり好みです。

打ちっぱなしのコンクリ壁に黒のテーブルや小物。
冷たくなりそうな組み合わせですが、そこに大きな木のテーブルや鉢植え植物などを配置したり、手作り感ある食器類を使う事で不思議な暖かさが加わり居心地がいいです。
夫に写真を見せたら「なんか日本のコーヒーショップっぽい」と言われたんですが、言われてみればそんな気がしてきました。だから好きなのか?

 

音楽も程よい大きさで丁度良く会話を中和していました。

行ったあとでこの記事を見つけたんですが、オーナー夫妻はこのショップを作るまでに18か月かけてじっくり内装などを決めたそうです。しっかりこだわったからこその素敵な雰囲気なんですね。

 

 

コーヒー

コーヒーカップがユニーク。

正直コーヒーはそこまで期待していなかったんですが、いい意味で裏切られました。
丁寧に入れられたフラットホワイトはとても美味しかったです。

エスプレッソは酸味がありつつ、マイルドで優しい味。

ロンドンで主流のエスプレッソドリンクは酸味がガツン!と尖ったタイプが多いし、イタリア系のダークなローストともまた違う感じで珍しいなと思いました。
パンチの効いた感じが好きな人にはちょっと物足りないかもしれません。私は好き。

スチームミルクはもう少し泡がきめ細かくつやつやしてるといいなと思うんですが(写真のはまだいいんですがかなり緩めの時がある)、エスプレッソが美味しいのでそこまで気になりません。

この記事を書いた時点で3人のバリスタの淹れた5杯のフラットホワイトを飲みましたが、微妙だったのは1杯のみ。

これを淹れた同じ人が別の日に作ってくれたのはとっても美味しかったので、かなりの確率で美味しいフラットホワイトが飲めると思います。貴重!

 

食べ物

カウンターのスナック類。

スナックはクロワッサン生地の物が充実。他はブラウニーのみ。一口サイズで£1とちょっと高い気がするけど美味しいです。

もう少しケーキ系が充実してたらいいなと思いました。

アボカドトーストやパンケーキなど、ちょっとしたプレート料理もあります。

 

コリアンダーソースがけアボカドトースト。

アボカドトーストはコリアンダーソースが好き嫌い分かれる所ですが、若干コリアンダーが苦手な私でも美味しく頂けました。
オススメです。

 

夫の頼んだパンケーキは、グルテンフリー?(未確認)って感じで正直あまり美味しくなかったのが残念。ヘルシー志向の方にはいいかも。

 

座席

逆光ですが左に写っているのが大テーブルの一角。個別テーブルは丸ですが2人でパソコン使っても大丈夫な大きさ。

テーブルも椅子も丁度いいサイズでとても快適です。
ただ室内は個別テーブルが少なく、あとは他の人とシェアするスタイル。

でも中央のテーブルは奥行がしっかりあり、植物も置いてあったのであまり向かい合わせの気まずさは感じなさそうでした。

窓際のカウンター席は人間ウォッチにもピッタリ。反対側の角にはソファー席もあります。

 

最初に行った平日はゆったりしていたんですが、週末に行ったら混んでいました。
でも座席は確保。
これからもっと知られていくと土日の席の確保が難しくなるかも知れませんね。

 

カウンターにこんなメモが乗ってました。

ちなみに先週の日曜の午後にカウンター席で夫とパソコンを並べていたら、店員さんが

「混んでいる時に食事をしたいお客さんがいたら別の席に移ってもらう事になるかも知れません。」

とパソコン作業している人に言ってまわっている場面に遭遇したんですが(店内半数位がパソコン作業していました)、今週末にはカウンター席がパソコン用になっていました(週末のみ)。対応が早い!

なるべく全員が居心地いいように、ってきちんと話し合って考えているお店なんでしょうね。
スタッフの人も良く周りを見ながら働くしにこやかで見ていて凄く気持ちがいいのもこのカフェを気に入っているポイントです。

 

 

 

まだ近所と呼ぶには若干遠いんですが、
今までまともなコーヒーを飲むために最低でもSOHO付近まで行っていた事を考えると物凄く近く感じます。

何より、やっとヒップコーヒーの波が西ロンドンにも来そうな予感を感じさせてくれるこのお店のオープンを嬉しく思います。後続に期待!(なんならもうちょっと西に…w)

このお店の成功によってもっとこういったスタイルのコーヒーショップが西ロンドンにも増えて欲しいと思います。
お近くの方、是非足を運んでサポートしてあげてください!
もちろん私も頻繁に行く予定。

 

 

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